英文契約書には、英文契約書独特の表現、意味があり、それらを習得をすることで、確実に理解が深まります。一方これまで覚えている用語の意味と、英文契約書での意味とでは、異なることもあるので、注意も必要です。

今回は、”made and entered into“について解説致します。

“enter into~”で「~を始める」と習った方は多くいることと思います。しかし、英文契約書で”made and entered into”と記載された場合、「契約書が締結された」と意味になります。

強いていえば、”made”は「作成された」、”entered into”は「締結された」という意味にしれぞれなるのですが、日本語訳としては、一つにまとめ「締結された」という意味で構わないです。英語では重ねた用語でも、日本語は一つの意味になると考えて、差し支えありません。

ちなみに、日本の和文契約書では、契約書の日付は契約書の最後に記載されることが多いのですが、英文契約書の日付の場合は、契約書の文頭に来るのが通例です。(英文契約書における日付の記載方法については、別記事にて触れる予定です。)

それでは、いつものように、”made and entered into”を使った例文を見てみます。

(例文)

This Agreement is made and entered into this first day of November, 20XX by and between ABC Inc. and DEF Corporation.

(訳)

本契約は、20XX年11月1日に、ABC株式会社とDEF株式会社との間にて、締結された

英文契約書で見られる、重ねた表現

by and between (○と○との間にて)*契約書冒頭によく見られます。

any and all (すべての)

each and every (それぞれの)

have and hold(有する)

null and void(無効の)*最終合意条項にてよく見られる表現です。

due and payable(支払い期限が到来している)

などがあります。

 

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